ねらい

問題解決をする際に働かせる「理科の見方・考え方」。今回は「関係的」な見方。身近なものを例に働かせて、それまで気づかなかったことに気づく場面を通して、理科の見方の働かせ方を意識する。

内容

新たな世界が見えてくる「理科の見方・考え方」。今回は、「関係」。原因と結果という関係で捉える見方。例えば、身近にある歯ブラシに働かせてみる。この3本、材質はすべて同じ。でも、硬さに違いがある。どうして?ここで、歯ブラシの硬さには「毛の長さ」が関係している、という視点で捉えてみる。長さと硬さの関係は?今度は、「毛の太さ」が関係している、という視点で捉えてみる。太さと硬さの関係は?次は、木。断面に注目する。年輪の数を数えると、27本。同じ木のほかの部分は18本、21本、25本。年輪の数が違う。なぜ?ここで、年輪の数には、切り出した場所が関係している、という視点で捉えてみる。上のほうから切り出した断面ほど年輪の数が少ない。もしかして、年輪の数が違うのは上のほうほど若いから?関係的に捉えると予想が生まれた。あるものとほかのものを関係的に捉えると、それまで見えていなかったものが見えてくる。

理科の見方・考え方「関係的」
理科の見方・考え方「関係的」。ブラシの毛の長さや太さと硬さ、木を切り出した高さと年輪数を、原因と結果という「関係」で捉える見方を紹介。「関係的」ってどんな見方?
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