ねらい

問題解決をする際に働かせる「理科の見方・考え方」。今回は「空間」。身近なものを例に働かせると新たな気づきが生まれる。こうした場面を通して「理科の見方」の働かせ方を意識する。

内容

新たな世界が見えてくる「理科の見方・考え方」。今回は、「空間」で捉えるという見方。身の回りのことを例に働かせてみよう。東京23区の6地点の、同じ時間の平均気温。気温に差があるみたい。ここで、空間的に捉えてみる。気温を地図に書き入れる。さらに、ほかの場所のデータも足して、気温別に色分けしてみると…。都心から離れるにつれて、気温が下がっている?なぜ? 不思議が見つかった。次は、信号。信号には、横のものと縦のものがある。縦信号が多いのは、新潟県、秋田県、富山県。少ないのは、山口県、宮城県、岡山県。ここで「縦信号の割合」を空間的に捉えてみる。縦信号が多い地域に、偏りがある?どうして? 不思議が見つかった。空間的に捉えると、それまで見えていなかったものが見えてくる。

理科の見方・考え方「空間的」
理科の見方・考え方「空間的」。同日時の東京23区各地の気温や、縦信号の割合を地図にプロットして比較、「空間」で捉える見方を紹介。「空間的」ってどんな見方?
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