ねらい

問題解決をする際に働かせる「理科の見方・考え方」。今回は「関係づけ」という考え方。身近なものを例に働かせて、それまで気づかなかったことに気づく場面を通して、理科の見方の働かせ方を意識する。

内容

新たな世界が見えてくる「理科の見方・考え方」。今回は、「関係づけ」という考え方。身の回りのことを例に働かせてみよう。地上を走る電車。線路の周りに、石が敷き詰められている。こちらは地下を走る電車。線路には、石は敷き詰められていない。どうして?ここで、「関係づけ」という考え方を働かせてみる。例えば、ほかに石が使われている場面と関係づけてみる。これはシートに置かれた石。シートが風に飛ばされないように、おもりの役目をしている。もしかして、線路の石も線路が動かないようにしている?次は、石が線路の下にあることから、何かの下にあるものと関係づけてみる。コップの下のコースター。水滴を吸収している。部屋。子どもが遊ぶ下に敷くのは、柔らかいマット。ケガを防いだり、音が響かないようにしたりしている。もしかして線路の石も、水や振動を吸収している?関係づけて考えると、根拠のある予想が生まれる。

理科の見方・考え方「関係づけ」
理科の見方・考え方「関係づけ」。線路の周りになぜ石があるのか。状況がにている場面を探し、それと「関係づけ」て予想する方法を紹介。「関係づけ」ってどんな考え方?