ねらい

水素を発生させる方法と水素の性質を知る。

内容

気体の水素の性質は? 周りに火の気が無いことを確認して、ボンベから袋に水素を出します。袋の中は無色透明。水素は色もにおいも無い気体です。また、気体の中で最も軽いという性質があります。昔は、飛行船を浮かすために水素が使われましたが、現在は2番目に軽い気体、ヘリウムが使われています。理由は水素の性質にあります。水素でふくらませたシャボン玉。火を近づけると…。水素は空気中の酸素と一緒になると、よく燃えるという性質があります。この性質のため、水素で浮かしていた飛行船が燃えるという大事故が起こり、現在は燃えないヘリウムを使うのです。水素を発生させて集めるときも、水素の性質が使われます。上のロートには薄い塩酸、下のフラスコには亜鉛を入れます。亜鉛に塩酸を注ぐと、水素が発生します。水素はフラスコの中から水中に導かれて、泡となり、集気びんにたまります。水素が水に溶けにくいという性質を利用しているのです。

水素ってどんな気体?
水素の発生のさせかたと性質を説明します。