ねらい

カーリングや自動車の衝突実験を例にして、力がはたらかない場合の慣性について知る。

内容

カーリングという競技で使われるストーン。選手の手を離れたあとも、ほとんどそのまま進んでいきます。力を加えていないのに、運動を続けるのはなぜでしょう?それは「慣性」のためです。慣性とは、「物体に力が働かない場合、運動している物体は、そのままの速さで等速直線運動を続ける」。そして、「静止している物体はいつまでも静止している」というものです。慣性は自動車の衝突実験でも見られます。衝突をすると、車は壁から運動と反対向きの力を受け、急に止まります。しかし、車の中の物体は力を受けないため、慣性によって前に飛び出してしまうのです。

力がはたらかないと運動は?
カーリングや自動車の衝突実験で力がはたらかない場合を例にして、慣性について説明します。