ねらい

木炭電池の仕組みを観て、電池は金属がイオンになって溶け出る性質を利用して電気エネルギーを作り出していることを知る。

内容

電池は私たちの生活に欠かせないものになっています。電池はどのようにして電気を得ているのでしょうか?実際に電池を作ってみましょう。これは備長炭という木炭。この備長炭に、食塩水を染みこませたペーパータオルを巻き、その上からアルミニウム箔を巻き付けます。これで電池の完成。クリップをはりつけ、モーターに繋ぐと・・・、動き出しました。電流が流れているのです。何が起こっているのでしょう?アルミニウムは、食塩水に溶けてアルミニウムイオンになります。アルミニウム箔には、電子が残ります。この電子が導線を通って、備長炭に移動すると、電流が流れ、プロペラが回転するのです。電流を長時間流した後、アルミニウム箔はイオンになって溶け出したため、ボロボロになっています。このように電池は、金属がイオンになって溶け出る性質を利用して電気エネルギーを作り出しているのです。

電池のしくみは?
木炭と食塩水、アルミニウム箔を使って木炭電池を作り、電池の仕組みを紹介します。