ねらい

葉の断面を顕微鏡で見て、気孔や葉脈を見つけ、蒸散、呼吸について興味・関心をもつ。

内容

葉の裏を顕微鏡で見てみましょう。いたるところに、唇のような形をした細胞があります。この二つの細胞のすき間が「気孔」。ここから、光合成の材料となる二酸化炭素を取り込みます。気孔から取り入れられた二酸化炭素は葉緑体に入ります。また葉には、一面に張り巡らされた筋のようなもの、「葉脈」があります。葉の全ての細胞に水や養分を運ぶ管です。光合成の材料となる水は、根から吸い上げられ、葉脈の中の管を通り、葉緑体へ届けられます。この水と二酸化炭素を原料とし、光のエネルギーを使ってでんぷんなどの養分を作るのです。葉は日光が当たらない夜は、休んでいるのでしょうか?実は、気孔から酸素を取り込み、二酸化炭素を出しています。呼吸をしているのです。葉は一日中呼吸を行っていますが、日光が当たる昼は光合成を行い、呼吸が目立たなくなっています。葉には二酸化炭素や酸素などを出し入れする働きがあるのです。

葉のはたらき(気孔と葉脈)
葉のつくりとはたらき(気孔・葉脈と呼吸・蒸散)について説明します。