ねらい

伊豆大島火山と雲仙普賢岳の溶岩を電気炉で溶かし、その粘性には違いがあることに気づく。

内容

これは伊豆大島火山と雲仙普賢岳の溶岩。色が違いますが、他にはどんな特徴があるのでしょう。電気炉を使って・・・溶岩を溶かし、噴火した時に近い状態に戻してみましょう。温度が1500度に達しました。溶岩は溶けているようです。噴火の時のように外に出して傾けると・・・伊豆大島火山の溶岩は、滑らかに流れます。雲仙普賢岳の溶岩はどうでしょう?ドロッとしてなかなか流れません。火山によって溶岩の粘り気が異なります。このため噴出した溶岩の粘り気が弱い伊豆大島火山では、火口から溶岩が遠くまで流れ、粘り気が強い普賢岳では、溶岩ドームができるという違いが生じるのです。

溶岩の違いで・・・
マグマの粘性の違いによって火山の特徴が違うことを説明します。