ねらい

"緊急地震速報を出せるしくみを調べることで、地震の初期微動や主要動について,興味・関心をもつ。"

内容

地震計が、地震と一緒に動いてしまうのに揺れを記録できる秘密は、金属の重りにあります。重をつり下げた部屋を揺らす実験。重りはあまり揺れません。吊り下げた重りは地震で建物が揺れても動かないという性質があります。揺れない重りには針がついていて、地震と共に動くドラムに地震の揺れを記録します。記録されるのは振動のデータです。最初の小さい振動の部分を初期微動、その後の大きな揺れを主要動といいます。また震源からの距離が異なると、記録されたデータも変わります。震源からの距離が50キロ、130キロ、190キロメートルのデータを比べてみると、初期微動が始まる時刻が違います。また、初期微動の継続時間も違います。さらに、主要動の大きさにも違いがあります。緊急地震速報は、震源からの距離が違う複数のデータから震源や規模を予測することで、地震が到達する前に警報を出しているのです。

緊急地震速報を揺れる前にだせるのは
地震計のしくみ、初期微動や主要動、緊急地震速報が地震が到達する前に警報を出せるしくみを説明します。