ねらい

化石によっては、地層が積もった時代を特定したり、その時代の生活環境などを特定したりできることを知る。

内容

恐竜は、ある時代にだけ生き、絶滅したことが分かっています。このため、恐竜の化石が発見されることで、その地層が積もった時代が特定できます。このような化石を「示準化石」と言います。フズリナ、三葉虫の化石が見つかれば、その地層は、古生代と特定できます。恐竜、アンモナイトの化石が見つかれば、中生代、メタセコイアの化石が見つかれば、新生代と特定できます。年代を特定出来る示準化石に対して、生物が生きていた地域の環境を特定出来る化石もあります。これを「示相化石」と言います。ホタテ貝の化石は、その地層のできたところが、冷たい海だったと特定できます。サンゴの化石が見つければ、暖かい海、二枚貝の化石が見つかれば、浅い砂底の海、ブナの葉の化石が見つかれば、寒冷地だったと特定できます。同じ地層から出る示準化石や示相化石によって、どの時代に、どんな環境に暮らしていたのかが、分かるのです。

化石から分かること
地層が積もった時代を特定したり、その時代の生活環境などを特定したりできる化石について説明します。
関連キーワード:
生物進化絶滅化石恐竜