ねらい

海陸風のモデル実験を参考にして、季節風のしくみを知る。

内容

昼に海から吹く海風、夜に陸から吹く陸風。どうして風向きが変わるのか実験します。陸に見立てた土、海に見立てた水の温度はともに17.9℃。これをライトで同時に暖め、温度の上がり方を見ます。土の温度が先に上がり、おくれて水の温度が上がります。ライトを消すと先に温度が下がったのは土です。土は暖まりやすく冷えやすい、水は暖まりにくく冷えにくいという性質があるのです。土と水に温度差があるとき、空気はどう流れるでしょう。土が水よりも暖かいとき、線香の煙で見ると、暖かい土の上に上昇気流、冷たい水の上に下降気流ができ、冷たい水の方から暖かい土の方へ空気が流れます。これが海風。水が土よりも暖かいときは逆の流れ。、陸風です。同様に季節風も吹きます。日本列島は大陸と太洋にはさまれています。夏は大陸の方が暖まりやすいので大陸上に上昇気流ができ、日本には南よりの季節風が吹きます。冬は逆で、北西からの季節風が吹きます。

季節風がふくのは?
季節風のしくみを海陸風のモデル実験を参考にして説明します。
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