ねらい

細胞分裂の際に染色体は複製され、2つに分かれた細胞に同じ設計図の情報を伝える役割をしていることを知る。

内容

細胞の核の中に存在し、細胞が分裂するときにひものような形で姿を現す染色体。染色体の中はどうなっているのでしょうか?染色体一本をくわしく見ると、細い糸が巻かれたようになっています。その中には二重の螺旋構造になったDNAと呼ばれる物質が入っています。このDNAには身体を作るための設計図が詰まっています。これが染色体です。一つの細胞が持つ染色体の数は、生物の種類によって違います。たとえば、ヒトの場合はこの46本です。イヌは78本。トノサマガエルは26本。タマネギは16本。ソラマメは12本です。1本1本に様々な情報を持った染色体は細胞分裂のとき複製され、2つに分かれた細胞にそれぞれ同じ設計図の情報を伝えるのです。

染色体とは?
細胞の核の中に存在し、細胞分裂のときにあらわれる染色体を実写とCGで説明します。
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