ねらい

ゾウリムシが動くようすを見て、水中の微少な生物に興味・関心をもつ。

内容

田植えがすんだばかりの田んぼです。水中をちょっと覗いてみましょう藁クズが沈んでいます。これを更に拡大してみます。ゾウリムシです。体の長さはおよそ0.2ミリメートル。たった一つの細胞でできています。回転しながら動く様子を見ると、体の形が少しねじれていることが分かります。体のまわりには細かい毛が、たくさん生えています。「繊毛」です。その数およそ1万本。それをなびかせるように動かして泳いでいます。体のくぼんだ部分の奥が、口です。繊毛の動きで食べ物を口の中に運びます。ゾウリムシの食事の様子を見てみましょう。主な食べ物は細菌です。口から取り込まれたものが、次々と膜の中に包まれ、食胞と呼ばれる袋に収められています。この食胞の中で、食べ物を消化していくのです。

ゾウリムシが動くようす
ゾウリムシについて、その動きや生命活動のようすを紹介します。