ねらい

日本の月周回衛星「かぐや」がとらえた月の表面の映像を見て、月の表面について興味・関心をもつ。

内容

日本の月周回衛星「かぐや」がとらえた月の表面の映像。黒く広がるのは月の海「嵐の大洋」。30億年以上前、月の内部から吹き出した溶岩が溜まってできた平原と言われます。海の縁にある白く円を描いた形。クレーターに溶岩が流れ込んでできた地形と考えられます。白っぽい所は海より標高が高い高地。レプソルト谷は長さ180キロメートルにも及ぶ巨大な渓谷です。北極の近くは太陽の高さが低くなるので、小さなクレーターまではっきりと見えます。壁が滑らかに見えるものほど新しいクレーターです。地球からは見ることができない月の裏側には、表側よりクレーターがたくさん見られます。雨も風もない月面には、衝突の歴史が消されることなく残っています。月の南極では、太陽の光が低いため光が横から当たり、クレーターの底はほとんど陰。極低温の世界です。この中に氷があると考えられています。月には、地球と全く違う世界が広がっているのです。

月の表面
普段、地球からは見ることができない月の裏側の映像やクレーターの詳細な映像を、月周回衛星「かぐや」からの映像を使って紹介します。
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太陽地球クレーター