ねらい

食塩の大きな塊を水に溶かしても、全体の重さが変わらない。このことから食塩を水に溶かしてもなくなることはなく、目に見えないほど小さい粒になって全体に広がっていることを理解しようとする。

内容

食塩の大きなかたまり。水にとけると、重さはどうなるだろう。まず食塩のかたまりの重さをはかる。10gだね。次に水の入った容器と食塩など全体の重さをはかる。2000g。食塩のかたまりをこの水にとかすと、全体の重さはどうなると思う?食塩のかたまりを水の中のアミの上に置いて、暗くして光のすじを当てると、モヤモヤしたものが出て、落ちていくのが見える。上の方ではこいモヤモヤが、下に落ちていくほどうすくなり、底の方では、ほとんど見えなくなった。とけていくと重さは、変わるかな?食塩が全部とけてモヤモヤも出なくなった。重さは?とける前ととけたあと、全体の重さは変わらない。水にとけても食塩は、なくならないんだね。このように、水の中でばらばらになり、目に見えなくなるほど小さくなって、全体に広がることを「とける」というんだ。だから、水にとけても食塩はなくならず、重さも変わらないんだね。

食塩のかたまりを水にとかす
食塩のかたまりが水にとけても、全体の重さは変わらない。これは、食塩が水の中でばらばらになり、目に見えなくなるほど小さくなって、全体に広がっているからなんだ。