ねらい

問題解決をする際に働かせる「理科の見方・考え方」。今回は「多面的考察」という考え方。身近なものを例に働かせて、それまで気づかなかったことに気づく場面を通して、理科の見方の働かせ方を意識する。

内容

新たな世界が見えてくる「理科の見方・考え方」。今回は、「多面的考察」という考え方。身近なことを例に働かせてみよう。シワシワのハンカチ。水をふきつけて、アイロンをかけると…、シワがきれいに取れるのはなぜ?水が関係している?水をかけずに、ほかの条件はそのままで実験をする。水をかけないと、シワが取れにくい。この結果から、「シワが取れるのは、水が大きく関係している」と言えそう?ここで、多面的に考察するため、スイッチを切って、温度だけを下げる実験と、横から当てて、力だけを弱くする実験もした。その結果がこちら。一番シワが取れないのは、温度だけを低くしたとき。シワを取るためには温度が最も重要で、水や力の強さも関係しているようだ。多面的に考察することで、より妥当な結論にたどり着く。

理科の見方・考え方「多面的考察」
理科の見方・考え方「多面的考察」。アイロンでシワがとれるのは、水が関係している?複数の実験を行い「多面的に考察」する方法を紹介。「多面的考察」ってどんな考え方?
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