ねらい

どうして大きなゆれが来る前に緊急地震速報が出せるのか、地震観測網の設置とその仕組み、実験装置で再現したゆれの伝わり方、そして地震のゆれの広がり方から手がかりを探し、根拠のある仮説を立てようとする。

内容

大きな地震が起きるとテレビなどで「緊急地震速報」が流れる。震源から離れた地域に、これから大きなゆれが来ることを伝え、備えてもらうためだ。「緊急地震速報」を出すのは気象庁。なぜ、大きなゆれが来る前に速報を出せるのだろう?手がかりは3つ。1つ目は、地震観測網。日本では、ゆれを計測する地震計などが全国に1600カ所以上、設置されている。地震のゆれが観測されると、瞬時に気象庁に情報が集まる仕組みになっている。2つ目は、実験装置で再現したゆれの伝わり方。地震の伝わる方向に対して、前後に振れるゆれの伝わり方は…。伝わる方向に対して、左右に振れるゆれの伝わり方は…。3つ目は、ゆれの広がり方。地震のゆれは地下のつくりが同じならば、震源を中心に同心円状に広がっていく。このとき、地表でも、ゆれは震源の真上を中心に同心円状に広がっていく。仮説は立てられそう?

大きなゆれの前に緊急地震速報が出せるのは…
地震の大きなゆれが来る前に緊急地震速報が流れる。どうして大きなゆれが来る前に速報が出せるのか、地震観測網やゆれの伝わり方などを手がかりに、仮説を立てよう!