ねらい

大人と子どもがシーソーの両端に乗ると傾いたまま動かない。ここで大人が支点に近づくと、つり合いが取れた。このことについて「てこのつり合いの決まり」を手がかりにして理解する。

内容

シーソーにおとなが乗ると、かたむいたまま動かない。おとなの人が支点に近づくと、シーソーがつりあった。なぜ、つり合ったのだろう。手がかりは、てこのつり合い。てこ実験機で見てみよう。左のうでの支点から3の位置に2個のおもりをつるして、右の4の位置に1個のおもりをつるす。てこは、つり合わない。そこで1個のおもりを6に移動すると、つり合った。このとき、左のおもりの重さ×支点からのきょりは、おもりが2個で、きょりが3だから、2×3=6。右は、おもりが1個で、きょりが6だから、1×6=6。「おもりの重さ×支点からのきょり」が左と右で同じ数になっているね。これが「てこのつり合いの決まり」。これをシーソーに当てはめると、重さは、大人が重い。子供は軽い。支点からのきょりは、大人の方は短い。子供の方は長い。そこで、「おもりの重さ×支点からのきょり」が左と右で、ほぼ同じになり、シーソーがつりあったんだ。

シーソーでうまく遊ぶ方法
おとなが支点に近づくと、シーソーがつりあった。これは「てこのつり合いの決まり」。「おもりの重さ×支点からのきょり」が左と右で、ほぼ同じになったからだ。