ねらい

実験を通して電圧と電流の関係(オームの法則)を理解する。

内容

手回し発電機の回す速さを変えると豆電球の明るさが変わる。このときの電圧と電流を調べてみると、速く回すと、電圧、電流、どちらも大きくなる。この結果をグラフにした。電圧と電流の大きさには、何か決まりがありそうだね。実験して調べてみよう。ここでは、電圧を一定に保つことができる電源装置を使う。豆電球は大きな電圧を加えられないので電熱線をつないで回路をつくる。この回路で、電熱線に加わる電圧と流れる電流の大きさを調べてみよう。電圧が0V(ボルト)のとき電流も0A(アンペア)。電圧を1Vにすると電流の大きさは50mA(ミリアンペア)。電圧2Vでは電流100mA。3Vでは150mA。4Vでは200mA。5Vにすると250mA。結果をグラフにすると、原点を通る直線になった。つまり流れる電流の大きさは、加えた電圧の大きさに比例する。この電流と電圧の関係を「オームの法則」という。

オームの法則
豆電球に手回し発電機をつなぎ、速く回すと、電圧、電流、どちらも大きくなる。電圧と電流の大きさには、何か決まりがありそうだね。実験して調べてみよう。