ねらい

太さは同じで長さの異なる電熱線を使って電圧と電流の関係を調べると、長い電熱線の方は電流が流れにくいことがわかる。この電流の流れにくさを「電気抵抗」と言うことを知る。

内容

電熱線に加える電圧を変えて電流の大きさを測定すると、電流の大きさは電圧の大きさに比例することがわかる。これを「オームの法則」という。この電流と電圧の関係を短い電熱線Aと、同じ太さで長い電熱線Bで調べてみよう。まず、短い方の電熱線A。電圧を大きくしていくと電流も大きくなる。電熱線Aに加える電圧を5ボルトまで大きくしていったとき、電流の大きさは、このようになった。長い電熱線Bで同じように調べ、2つの結果をまとめると、電圧が同じでも電流の大きさは違う。グラフにすると、電熱線AもBも「オームの法則」が成り立っている。でも、どの電圧でもBの方が電流が小さい。これは、BはAに比べて「電流が流れにくい」と言うことだ。この「電流の流れにくさを表す量」を「電気抵抗」と呼ぶ。長い電熱線Bは、短い電熱線Aに比べて電気抵抗が大きいということだね。

電流の流れにくさ「電気抵抗」
同じ太さで長さの違う2つの電熱線に同じ電圧を加えたとき、電流の大きさに違いはあるだろうか?実験して調べてみよう。