ねらい

吉野ヶ里遺跡でわかる当時の村のようすから、リーダーを中心とした村づくりが行われていたことを理解します。

内容

弥生時代を代表する遺跡のひとつ、佐賀県の吉野ヶ里遺跡です。当時の集落を再現しています。米づくりをする人々、リーダーなど、役割ごとに分かれて住んでいたことがわかります。ここは、米づくりをする人々が住んでいたと思われる地域。このような木でできた農具などを使っていたと考えられます。この地域では、鉄でできたナイフなど、金属の道具がたくさん見つかっています。村のリーダーが住んでいたと考えられています。一方、こちらは他の場所には見られない、大きな建物の跡が見つかっています。祖先や神をまつる人が住み、米の豊作などを祈ったと考えられています。この吉野ヶ里遺跡では、他の村との争いに備えていた跡が残っています。濠がめぐらされ、その深さは3m以上もあり、簡単にはこえられません。まわりは柵で囲み、見張りを立てて、侵入を防いでいました。人々はリーダーを中心に、まとまりのある村をつくってくらすようになったのです。

弥生時代の村のようす
佐賀(さが)県の吉野ヶ里遺跡(よしのがりいせき)では弥生(やよい)時代の集落を再現しています。
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