ねらい

豪族が、仏教をめぐる争いによって、仏教を重んじる政治をしていったことがわかる。

内容

聖徳太子が生まれる少し前、朝鮮半島から仏教が伝えられました。仏教は、インドで釈迦がはじめた宗教で、中国などでは国をまとめるのに大きな役わりをはたしていました。この仏教をめぐり、特に力の強い2つの豪族が対立しました。仏教という新しい宗教を積極的に信じようという蘇我氏。もう一方は、仏教など信じてはいけないと反対する物部(もののべ)氏です。この対立は、やがて他の豪族たちをも巻き込んだ武力衝突になりました。激しい戦いのすえ、蘇我氏が勝ちました。この後、仏教を信じることが国の方針となっていきます。この戦いには、まだ10代前半だった聖徳太子も蘇我氏の軍勢に加わっていたといわれています。

豪族たちの対立
聖徳太子が生まれる少し前、朝鮮半島から仏教が伝えられました。この仏教をめぐり、特に力の強い2つの豪族が対立しました。物部氏と蘇我氏です。
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