ねらい

中国の都「長安」にならいつくられた平城京(へいじょうきょう)のようすから都の働きをしる。

内容

奈良時代、都は現在の奈良に置かれていました。710年、「平城京」という都がつくられたのです。都で政治を行う貴族を役人として住まわせるため、大規模な都が必要でした。「平城京」は、中国の都「長安」にならってつくられました。東西南北に、碁盤の目のように規則正しく道がしかれ、都の真ん中には、幅70メートルの朱雀大路が南北にまっすぐにのびています。その大通りを中心に東側を左京、西側を右京といいます。広さは、東西におよそ6キロメートル、南北におよそ5キロメートルにおよびました。中央の北にあった「平城宮(へいじょうきゅう)」には天皇が住み、政治を行う役所がおかれていました。現在の奈良市にある平城京の跡地。「朱雀門」が復元されています。2010年は、平城京に都が置かれてから1300年をむかえた記念の年となりました。

平城京
804年、遣唐使が中国を目指す。後に「天台宗」をおこす最澄と、「真言宗」をおこす空海の2人の僧が乗った。比叡山・延暦寺、高野山・金剛峯寺は今も信仰を集めている。
関連キーワード:
平城京長安朱雀門