ねらい

清盛が死んで4年後の1185年、壇ノ浦の戦いで平氏は源氏と戦い、滅びたことがわかる。

内容

平安時代の終わり、平清盛が大きな力をにぎっていました。清盛率いる平氏たちで、国の支配を独占したり、貿易に都合がよい場所に都を移したりしました。しかし、清盛の強引なやり方に不満をもつ人びとが増えていきます。この時、かつて清盛に敗れた源氏(げんじ)が、立ち上がります。平氏に不満を持つ人びとの後押(あとお)しを受け、源氏の勢力はじょじょに広がっていきました。権力のトップにいた清盛に、少しずつ力のおとろえが見えはじめます。清盛はわずか半年足らずで、京に都をもどさなくてはならなくなりました。そして、1181年。平清盛は急に高熱を出して、この世を去ります。一族の柱・清盛をなくした平氏は、源氏に追いつめられます。最後の戦いの場は、今の山口県、壇ノ浦)でした。この戦いに平氏は敗れ、一族はつぎつぎと海の中に飛びこんでいきました。大きな力をふるった平清盛が死んで、わずか4年後。平氏は滅亡しました。

平氏の滅亡
権力者、平清盛。その政治に不満を持つ武士が増えてきた。かつて敗れた源氏がしだいに力をつけてくる。1185年、壇ノ浦で源氏に追いつめられた平氏は滅亡する。