ねらい

キリスト教の伝来によって、国内にキリスト教を信じるキリシタン大名が誕生したことがわかる。

内容

1543年、日本にヨーロッパから鉄砲が伝わりました。火縄銃です。日本は戦国時代のまっただなか。この新しい武器を大名たちはこぞって使いました。同じころ、ヨーロッパからキリスト教も伝わりました。大名たちの中にはキリスト教を信じる者が現れます。「キリシタン大名」です。日本で最初にキリシタン大名となったのが大村純忠です。長崎県の一部を治めていました。純忠は自分の領地に港を開き、ポルトガルと貿易をはじめます。そして大きな利益を手に入れたのです。今の大分県を治めた大友宗麟もキリシタン大名でした。そして、「高山右近」。大阪府や兵庫県に領地をもっていた大名です。戦国時代が終わると、キリスト教は禁止されるようになります。しかし、高山右近は信仰をやめませんでした。やがて右近は日本を追放されフィリピンにわたります。1615年に生涯を閉じるまで信仰を守り続けた高山右近。右近の像がフィリピンにたてられています。

キリシタン大名
鉄砲が伝わったころ、キリスト教も伝わった。大名の中にもキリスト教を信じる者があらわれ、彼らは「キリシタン大名」とよばれ、中には土地を統治し、貿易する大名もいた。