ねらい

今につながる戦後の日本の教育が、どのようなことを目指したかがわかる。

内容

1946年に公布された「日本国憲法(にっぽんこくけんぽう)」。新しい憲法のもと、学校での教え方も大きくかわりました。これは、戦争が終わったころの授業のようすです。教科書はまだ、戦時中の物を使っていました。文字や絵が真っ黒にぬりつぶされています。いったい何が書かれていたのでしょう。「兵タイ」の文字。「大砲(たいほう)」の絵。戦争に関係する文字や絵は、すべて教科書から消されたのです。教える内容もかわりました。国語や算数に加えて、新たに社会科が誕生(たんじょう)しました。「自分の考えを持って、社会に参加できる人を育てよう」とつくられたのです。今ある教育の形が、この時に整ったのです。

新しい教育
1946年、日本国憲法が公布。新憲法のもと、学校での教え方もかわった。教科書から戦争に関する文字や絵は消され、「社会科」が誕生。今の教育の形がこのとき整った。
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