ねらい

高度経済成長によって、日本の産業が急激に発展し国民生活が向上していったようすがわかる。

内容

1945年8月15日、太平洋戦争が終わりました。アメリカ軍の落した爆弾(ばくだん)によって、多くの都市が焼け野が原となりました。それからおよそ10年。日本はめざましい発展(はってん)をとげはじめます。工業は発達し、太平洋沿岸(えんがん)にはコンビナートが立ちならびました。自動車も増え、大きな都市を結ぶ高速道路も開通。さらに、1964年に開催(かいさい)されることになった東京オリンピックに向けて、首都高速道路や新幹線なども次々(つぎつぎ)と整備されました。こうした発展とともに、人びとのくらしもかわっていきました。テレビ。洗濯機(せんたくき)。冷蔵庫(れいぞうこ)。「三種の神器(さんしゅのじんぎ)」といわれた電化製品が、一般(いっぱん)の家庭に広まっていったのです。人びとの努力によって復興した日本。その後の経済(けいざい)発展の基礎(きそ)が築かれました。

高度経済成長
1945年8月15日、太平洋戦争が終わる。その後の10年で日本は目覚ましい発展をとげる。1964年の東京オリンピック開催に向け、経済発展の基礎がつくられていく。