ねらい

裁判所のしくみやひとつの事件で3回まで裁判をくりかえすことができる三審制についてわかる。

内容

毎日のくらしのなかでおこるトラブル。事故にあったり、犯罪にまきこまれたり。お金をめぐる争いや、おだやかなくらしがうばわれることもあります。解決しようとしてもうまくいかない場合のために裁判所があります。罪を犯した人をさばいたり、何が正しいのかを判断して、国民の権利を守ります。裁判所の種類を見てみましょう。地方裁判所は、全国の県庁所在地など50か所におかれています。あつかう内容は、人を傷つけるなどの刑事事件、お金をめぐるトラブルなどの民事事件などです。家庭裁判所は、家族のもめごとや、20歳未満の人が犯した刑事事件をあつかいます。簡易裁判所は争う金額の少ない民事事件や軽い刑事事件をあつかいます。裁判所で出た判決に納得できないときは、高等裁判所。そして最高裁判所へうったえることができます。裁判が3回まで受けられることを「三審制」といいます。裁判をより慎重に行い、国民の権利を守るためのしくみです。

裁判所の種類と三審制
もめごとがうまく解決できない時などのために裁判所(さいばんしょ)がある。裁判所の種類、あつかう内容、そして国民の権利(けんり)を守るためのしくみを考える。