ねらい

姫路城が武士の時代のようすを残す貴重な城として世界遺産として登録されていることがわかる。

内容

兵庫県にある「姫路城(ひめじじょう)」。江戸時代のはじめの姿を今に残しています。織田信長の安土城(あづちじょう)。豊臣秀吉(とよとみひでよし)の大阪城。徳川家康(とくがわいえやす)の江戸城。戦国時代から江戸時代にかけて日本では数多くの城が建てられました。当時のまま残っている城はごく一部です。姫路城は昔の姿を今に伝える貴重(きちょう)な城です。美しさと白さから白鷺城(しらさぎじょう)ともよばれ、世界遺産(いさん)に登録されています。姫路城には、ほかにも大きな特徴(とくちょう)があります。城に近づく敵。目の前の壁には穴が開いています。何のためのものでしょうか?壁の裏(うら)では鉄砲隊(てっぽうたい)が待ち構えていました。この穴は敵を狙いうちにするためのものでした。こうした穴が姫路城には3700もあり、敵から城を守ってきました。武士たちが支配した時代のようすを今に伝える貴重な世界遺産です。

姫路城
江戸時代はじめの姿を今に残す姫路城。当時のまま残る城は国内ではごくわずか、その美しさと白さから白鷺城ともよばれている。武士たちが支配した時代を伝える世界遺産だ。