ねらい

原爆の恐ろしさを語り継ぐ人たちの話から、平和の大切さについて理解することができる。

内容

1945年8月6日、広島に原爆(げんばく)が落とされました。世界遺産(いさん)、原爆ドームです。訪(おとず)れた子どもたちを地元のピースボランティア、永原富明(ながはらとみあき)さんが案内しています。永原さんは父親が原爆にあいました。ピースボランティアには200名以上が登録され、広島を訪れた人に原爆の恐(おそ)ろしさを伝えています。平和学習のため訪れた中学生たちに原爆を直接体験したときのことを語っているのは、北川建次(きたがわけんじ)さんです。そのとき北川さんは小学5年生でした。生々しい体験談におどろく中学生たち。北川さんのように原爆の体験を語る人びとは証言者とよばれます。原爆をはじめとした核兵器(かくへいき)を世界からなくそうと訴(うった)えます。過ちを2度とくり返さないために、北川さんたちは今も原爆の恐ろしさと悲惨(ひさん)さを語り続けています。

原爆を語り継ぐ人たち
1945年8月6日、世界ではじめて広島に原子爆弾が投下された。戦争の悲惨さ、平和の尊さを、ピースボランティアが語り部として、訪れた人びとに伝えている。