ねらい

豊作を願って神に捧げる神楽が、今でも人びとに受け継がれ、人気の伝統芸能であることがわかる。

内容

広島県にある安芸高田(あきたかた)市・美土里(みどり)町。ここでは毎年秋に、「神楽(かぐら)」の大会が開かれます。神楽は豊作などを願って神に捧(ささ)げる歌や舞(まい)です。これは「天(あま)の岩戸(いわと)」という舞。神話をもとにした神楽です。これは鬼(おに)を退治する物語。はげしい動きが特徴(とくちょう)です。この地方には40をこえる演目の神楽が伝えられています。演じているのはみな、地元の人たちです。この大会には、毎年およそ2000人もの観客が訪(おとず)れます。神楽は舞う人・見る人、ともに楽しむ人気の伝統芸能です。

神楽を楽しむ
広島県安芸高田市美土里町では毎年秋に「神楽」の大会が開かれている。この地方には40をこえる演目の神楽が伝えられている。演じるのは地元の人たちだ。
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