ねらい

能が世阿弥によって佐渡に広められ、今でもくらしの中に生きていることがわかる。

内容

新潟(にいがた)県の佐渡(さど)。日本海に浮(う)かぶ島です。この島には30をこえる能舞台(のうぶたい)があります。その舞台で、佐渡の人たちが演じる能「猩々(しょうじょう)」です。猩々は水の中に住んでいます。その猩々が人の世界を訪(おとず)れ酒を飲んで舞(まい)を披露(ひろう)します。こうした佐渡の能は江戸(えど)時代にもっとも流行しました。室町(むろまち)時代、佐渡へと島流しにされた世阿弥(ぜあみ)。その影響(えいきょう)が大きいといわれています。能は今も佐渡で生き続けています。

佐渡に伝わる能
新潟県佐渡。この島には30をこえる能の舞台がある。その舞台で演じられる能「猩々」を紹介。こうした佐渡の能には世阿弥の影響が強くのこされているといわれている。