４月の佐賀平野を空から見てみると、ある作物が一面緑色に茂っています。これは何でしょう？　お米？　いいえ、これは麦です。小麦や大麦など、佐賀県は麦の生産が盛んです。ではお米は作らないのでしょうか。じつは麦を刈り取ったあと、６月から同じ土地を使って米作りをします。一年のうち時期をわけて、麦と米の両方を作っているのです。こうした方法を二毛作と言います。１０月に稲刈りをしますが、その後１１月に麦を植えるまでの空いた田んぼを使っておこなわれるイベントが「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」です。佐賀県の田んぼは、世界的なイベントにも役立っているのです。