ねらい

佐賀県の南の海である有明海の自然や、そこに生きる人々の仕事の様子を見る。

内容

佐賀県の南にある有明海には、「干潟」というどろんこの砂地が広がっています。海は1日に2回、潮の満ち引きで海面が高くなったり低くなったりします。有明海はこの潮の満ち引きが最大で6メートルも違うことがあり、広大な干潟があらわれます。干潟にはムツゴロウやワラスボなど、全国でも珍しい生き物がたくさんいます。また海底にはタイラギという大きな貝がいて、漁師は重いヘルメットをかぶって潜水漁でこれをとります。冬には有明海一面にのり養殖のための網が張られます。川から流れ込む栄養分を吸収してのりが育ち、11月から2月頃の水が冷たい時期に刈り取りがおこなわれます。佐賀県ののり生産量は日本一。高級品として全国に出荷されます。

有明海に生きる/めざせ!佐賀博士
どこまでも遠浅の海が続く有明海。この海のおかげで、佐賀県は日本一ののり産地となった。