ねらい

ひと昔前の映像を観て当時の様子を知る。まわりの大人の人たちから、地域の発展の歴史について話しを聞くきっかけとする。

内容

蒸気をあげて走る機関車。今から40年ほど前の佐賀県の風景です。ビデオテープやDVDが開発される以前は、映像を記録するためにフィルムを使っていました。今日は古いフィルムを通して、昔の佐賀県を見てみましょう。カラーテレビが全国に広まりはじめた1976年、佐賀県で大きな出来事がありました。第31回国民体育大会「若楠(わかくす)国体」です。全国から選手が集まり、31の競技に1万8千人が参加するとても大きな大会でした。同じ年、新しい佐賀駅がオープンして、線路が高架(こうか)になりました。それ以前は列車が地上を走っていたのでふみ切りが多く、車の渋滞(じゅうたい)が発生していました。佐賀市中心部の商店街では夏のイベント「銀天夜市」が開かれ、パレードや出店が出て、今よりずっとにぎわっていました。しかしその後、町のこう外に大型店ぽが次々とでき、商店街の人出はじょじょに減っていくことになるのです。

古いフィルムを見てみよう/めざせ!佐賀博士
古いフィルムを通して、お父さんやお母さん、先生など身近な大人の人たちが育ったひと昔前の佐賀県の様子を見てみる。