ねらい

佐賀県の工場で作られた部品が、身の回りの製品の中にも使われていることを知る。

内容

今日のテーマは「ものを作る産業」。材料を加工して製品を作る「工業」です。例えば、佐賀市の工場では、乗り物に欠かせないある部品を作っています。朝8時30分、トラックが材料を運んできました。太さが1センチもある巨大な針金。これを細かく切り、たたいて形を整え、溝をほります。できあがったのはネジ、特に自動車に使う「ボルト」というネジを作っています。一台の自動車を作るには150種類、700本ものボルトが必要だと言われます。この工場では、太さの違う針金を使って、いろんなボルトを作っています。県内3つの工場で1日に930万本。しかも正確なサイズに出来ているかどうか、機械を使って百分の1ミリ単位で検査をします。さらにタイヤやブレーキなど重要な部分に使われるネジは、ヒビや傷がないか一本一本、人の目で確かめます。一方、有田町の工場では、焼き物の技術を生かして「がいし」という部品を作っています。

ものを作る産業/めざせ!佐賀博士
材料や原料を加工して製品を作る「工業」。佐賀県の工場では、生活に必要な様々な製品や部品を作っている。