ねらい

田んぼの地図記号の変遷から、時代の流れとともに、地図記号の形も変わることを知る

内容

稲を刈った後の切り株。このひとつのかたまりを2本の線で…これが田んぼの地図記号です。しかし、50年ほど前までは、田んぼの地図記号は3種類ありました。刈り取り後の冬に、水のない田んぼは、今と同じ2本線で。冬にも水が張っている田んぼは、水面を表す横線が入りました。さらに、泥が深い沼田と呼ばれる田んぼは、もう一本横線を加えて表しました。その後、日本の各地で開発が進み、たくさんの道路や工場など、地図に書き込まれる情報が増えていきました。このままでは、地図が見にくくなってしまう。そこで、地図上の情報を減らすことになったのです。そして、3種類の田んぼの地図記号をひとつに統一したのです。時代の流れとともに、地図記号の形も変わるのです。

田んぼの地図記号の変遷
3種類だった田んぼの地図記号。それが地図の簡略化のため、ひとつに統一されていく過程を説明します。
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