ねらい

日本を代表する建築物を設計した辰野金吾の足跡をたどり、彼の苦労や当時の時代背景を知る。

内容

平成24年、唐津市である演劇が上演されました。主人公は唐津出身の建築家・辰野金吾。辰野は東京駅をはじめ、日本を代表する建築の数々を設計しました。辰野金吾は幕末の1854年、唐津藩の下級武士の家に生まれます。15歳の時に鉄砲隊に入り、このまま武士として生きて行くかと思われました。そんな時、明治維新がおこります。辰野の人生は大きく変わりました。唐津に英語の学校ができ、のちに総理大臣となる高橋是清が東京から教師としてやってきました。高橋は辰野に「これからは身分に関係なく、自らの才能と努力で出世できる」と教えました。辰野は学問で身を立てることを決意。出来たばかりの工学寮に入学し、建築の勉強をしました。工学寮をトップの成績で卒業した辰野は、イギリスに留学します。帰国すると辰野は大学教授になります。そんな辰野の元に、設計の依頼が舞い込みます。日本銀行本店を作ってくれという依頼でした。

建築界の巨人/めざせ!佐賀博士2
唐津市出身の建築家・辰野金吾は、ヨーロッパで西洋建築を学び、東京駅や日本銀行など、日本を代表する建築物を数多く手がけた。