ねらい

戦国の世の中、有力武将のなかからしだいに大きな力をつけていく武将が現れることを知る。

内容

室町幕府や守護大名の力がおとろえてくると、力のある武将(ぶしょう)が、弱いものをたおしていく戦国の世となりました。戦国大名の登場です。勢力を広げようとする有力な大名もあらわれます。甲斐(かい)を中心に勢力を広げていた武田、東海地方を支配していた今川、越後(えちご)から関東まで遠征(えんせい)していた上杉(うえすぎ)、安芸(あき)の国を中心に西国を支配していた毛利、そして尾張(おわり)の織田。なかには、全国を支配しようと考える戦国大名も出てきました。その一人が織田信長です。もともとは、尾張の小さな大名の息子でした。しかし、今川を破った桶狭間(おけはざま)の戦いをきっかけに、全国統一の道を歩みはじめます。さらに信長は室町幕府十五代将軍、足利義昭(あしかがよしあき)を京都から追い出し、室町幕府をほろぼします。戦国の世は、織田信長の登場によって、全国統一へと大きく動き出すことになるのです。

戦国の武将たち
室町幕府や守護大名の力がおとろえてくると、しだいに力のある武将が勢力をのばしはじめ、戦国の世となる。有力な武将の中から織田信長がしだいに力をつけていく。