ねらい

過疎地域の課題を考える

内容

この数年間に300人以上の人が移住した町もあります。島根県隠岐郡海士町(あまちょう)です。この離島でも高齢化と過疎化に悩んでいました。そこに、町が作った特産品がヒットしました。島に伝わる昔ながらのやり方で作った塩。島の家庭料理を商品化した「さざえカレー」。年3万食を売る人気の商品となり、雇用を生み出しています。きっかけは、町のユニークなアイデアからでした。全国に向けて、1年間、島に住みながら、特産品づくりに携わらないか、と、よび掛けたのです。募集を始めて13年。20人以上の「商品開発研修生」がヒット商品を生みだしました。「外部の方の視点と言うか、やる気というか、それが非常に我々としては、まちづくりにうまくからまってきているなあというふううに受け止めておりました。」(海士町 産業創出課 大江和彦さん)

特産品で町を活性化
島根県の海士町(あまちょう)を例に、過疎(かそ)地域を活性化させる取り組みを紹介します。