ねらい

社会資本の整備、社会保障の充実、消費者保護など自治体の役割を紹介する。

内容

長野県下條(しもじょう)村。村に活気を取り戻そうと取り組んだのが、少子化対策です。若者を定着させるための村営住宅を建設しました。人口4000人の村で、村営住宅は10棟。入居条件は、子どもがいるか、これから結婚する若者です。消防団や村の行事に参加することも条件に加えました。福祉も充実させました。保育料は、第二子が半額、第三子は無料です。医療費は、高校を卒業するまで村が全額負担します。若者が村に定着し、出生率も伸びました。2003年から2007年のあいだの平均出生率は2.04。全国有数です。しかし、子育て支援には年間1億円以上の財源が必要です。そこで、村では職員の数をほぼ半分にして、人件費を減らしました。昼休みには必ず電気を消して節電します。簡単な道路の補修は、村が資材を提供し、住民が作業に加わります。村と村民が一体になって、若者の多い村づくりを進めているのです。(データは2012年現在)

地方公共団体の取り組み(長野県下條村)
村の少子化対策