ねらい

財政の定義、歳入と歳出などを理解し、財源の確保と配分と言う視点から財政の役割を考える。

内容

国の財源、「歳入」は92兆4116億円。税金による収入がおよそ41兆円で、44.3%。公債金収入は、約44兆円。歳入の47.9%を占めています。国債は、国が債券を発行して集める資金で、建設国債と赤字国債があります。建設国債は、ダムや道路や橋など、社会資本を整備するために発行される国債です。1965年、日本は不況に襲われました。この時発行されたのが赤字国債です。政府は、借金をして公共事業を拡大し、経済を活発にしようという政策を選んだのです。赤字国債の発行によって景気は回復しました。しかし、1973年、石油危機を機に、日本経済は大きく落ち込みます。政府は、1975年、10年ぶりに赤字国債の発行に踏み切りました。バブル期の3年間を除いて、毎年、赤字国債が発行されています。これまで発行した国債の残高は、2012年現在、709兆円にのぼっています。(データは2012年現在)

国債
歳入は税収と公債金収入  不況対策としての赤字国債