ねらい

租税の意義や税制度のあり方を理解する。

内容

世界の変わった税金をみてみましょう。ヨーロッパ中央部のハンガリーです。チップス税と呼ばれる税金があります。正式な名前は健康増進税。塩分や糖分の多い食品に課される税金です。ポテトチップスは100グラムにつき7円、飲み物のなかには、高いもので1リットルにつき85円の税金がかけられるものもあります。健康維持を目的に食品にかけられる税金はアメリカやフランスなどでもみられます。イギリス、首都ロンドンには、渋滞税があります。渋滞を解消し、大気汚染の原因となる二酸化炭素の排出量を減らそうと、2003年に導入されました。Cマークの道路に決められた時間に乗り入れた車に対して、一日につきおよそ1,500円の税が課されます。2019年からは超低排出区域を設け、二酸化炭素の排出量が多い車に重い税が課されるようになりました。日本には入湯税があります。温泉に入る人が払う税金で、温泉施設を管理するため使われます。

変わった税金
世界の変わった税