ねらい

地方公共団体の役割、住民投票、地方分権などを考える。

内容

小高い山々に囲まれた、福島県矢祭町(やまつりまち)。この町では、町役場が徹底的な合理化を図り、暮らしやすい町づくりに取り組んでいます。きっかけは、財政難解消のため全国的に市町村合併が行われたとき、ほかの町とは合併せず自主独立で歩む道を選んだことです。自立するには年間3億円以上も財源が不足します。そこで、町を挙げて行政の効率化に取り組むことになりました。まず、職員を半分に減らしました。トイレの掃除も全員が当番制で行います。役場の中で消防隊をつくり、訓練を重ねて非常時に備えています。合理化によって町民に不便をかけないよう、職員の自宅を「出張役場」として開放。必要なときはいつでも事務を取り扱えるようにしました。住民も、公園などの整備に加わります。(データは2012年現在)

地域を元気にする取り組み(福島県矢祭町)
自主独立の道を歩む試み