ねらい

温暖化防止のために、国際社会がどういう取り組みを行っているかを知る。

内容

今、地球は温暖化が深刻です。温暖化防止に向け、世界の国々が話し合うようになったのは、1990年代に入ってからです。大きな転機となった国際会議が3つあります。一つ目が1992年、ブラジルで開かれた国連の会議「地球サミット」です。当時国連に加盟していたほぼすべての国が参加した大規模なものでした。温暖化対策を世界中で取り組むことに合意した条約「気候変動枠組(わくぐみ)条約」が結ばれました。2つ目が1997年、京都で開かれた「COP3(コップスリー)」です。「京都議定書」が合意された会議です。先進国に、温室効果ガスの排出削減を義務付けました。そして3つ目が2015年、フランスのパリで開かれた「COP21(コップにじゅういち)」です。ここでは「パリ協定」が結ばれました。「パリ協定」は、先進国だけでなく途上(とじょう)国も温室効果ガスの排出削減に取り組むことに合意した協定です。

温暖化防止と国際会議
温暖化防止に向け大きな転機となった国際会議があります。92年の「地球サミット」97年の「COP(コップ)3」、そして15年の「COP21」です。