ねらい

資源の少ない日本のエネルギー事情に関心を持つ。

内容

電化製品が家庭に広まった1960年代。電力の需要が急増し、資源の乏しい日本は、価格の安かった石油を大量に輸入。発電に使うエネルギーの7割を石油に頼るようになりました。しかし、1973年、中東戦争をきっかけに石油の価格が跳ね上がります。これを機に、石油にかわるエネルギーの導入が進みます。2010年度には、石油は4割以下にまで減少し、天然ガスや、原子力の割合が大幅に増えました。ところが、2011年3月、東日本大震災が発生。東京電力福島第一原子力発電所の事故によって放射性物質が広範囲に流出し、原子力発電の利用が見直されるようになります。地球温暖化などの環境問題も合わせ、クリーンで安全なエネルギーを求める声が急速に高まり、太陽光や風力、地熱、バイオマスなど、繰り返し使える再生可能エネルギーを活用する動きが活発になっています。

転機をむかえる日本のエネルギー
日本の発電に使われるエネルギー資源の変化を見てみましょう。