ねらい

平賀源内が、オランダから進んだ学問を取り入れて、「エレキテル」、「万歩計」、「寒暖計」など、多くの発明したことがわかる。

内容

江戸時代の中ごろ。ヨーロッパの進んだ技術を日本人に紹介した人物がいます。平賀源内です。源内が紹介したもののひとつが「エレキテル」。電気を発生させる装置です。源内は、オランダで病気の治療などに使われていた機械を手に入れ、それをまねて、つくることに成功したのです。箱の中にはガラスびんが入っています。うしろについているハンドルを回すとガラスびんがこすれ、摩擦によって電気が発生します。この電気が、銅線を伝わるしくみです。「エレキテル」は江戸や大阪で評判になりました。エレキテルを見せ物にしているようすがえがかれています。エレキテルからのびるくさりが台につながっています。そこにすわった人の頭からは火花が散っています。平賀源内は、この「エレキテル」の他にも、「万歩計」や「寒暖計」などさまざまな日本初のものをつくりました。ヨーロッパの新しい技術を紹介した平賀源内。江戸時代の人びとを大いに楽しませたのです。

平賀源内
江戸時代の中ごろ、平賀源内はヨーロッパの技術を日本に紹介。その1つにエレキテルがある。大変な評判をよび、人びとを楽しませた。他にも寒暖計などをつくりだしている。