ねらい

日本がなぜ日中戦争や太平洋戦争を起こしたのか、国内のようすやその原因がわかる。また、戦争のようすや、国内やアジアの人びとが犠牲(ぎせい)になったことがわかる。

内容

今から約80年前。昭和はじめの日本は景気が悪く、仕事を失った人たちがあふれていました。農村でも天候不良で作物ができず、苦しんでいました。こうした中、日本は新しい土地や資源を求め中国へ軍を進め、中国東北部に満州国をつくり実権をにぎります。さらに勢力を広げるため、中国の都市を次々と占領。中国と戦争になります。戦いが長引くと日本は、資源を求めて東南アジアや太平洋の島々へ進出していきました。日本の動きを止めさせようと、アメリカが日本への石油の輸出を禁止します。1941年12月8日。追いつめられた日本は、ハワイの真珠湾を爆撃します。「太平洋戦争」がはじまりました。その後、日本軍は各地で敗北を重ねるようになりました。1944年7月9日。サイパン島がアメリカ軍に占領されます。アメリカによるはげしい爆撃がはじまりました。そして1945年3月。東京大空襲が起こります。首都、東京は焼け野が原になりました。

太平洋戦争
日本は1941年12月8日、アメリカの真珠湾を攻撃、太平洋戦争がはじまる。一時日本の優勢が続いたが、しだいに勢いがおとろえ、はげしい空襲に見まわれることになる。