ねらい

地域特有の環境問題について考える

内容

沖縄県の竹富島です。沖縄地方伝統の赤い瓦の家並み、珊瑚でできた石垣、白い砂の道など、昔ながらの文化と景観を住民が大切にしてきた地域です。こうした風景が資源となって、人口およそ350人の小さな島には、年間40万人近くの観光客が訪れます。その竹富島に2012年、大型リゾート施設がオープンしました。景観をできるだけ損なわないように島の伝統的な住居をモチーフにデザインされています。竹富島は石垣島に近いことから、これまで日帰りの観光が中心でしたが、島でお金を使う人が増えると期待されています。一方、観光客が増えることで、大切にしてきた自然環境や景観が失われてしまうのではと、心配する人もいます。

沖縄・竹富島のリゾート開発
沖縄特有の景観と文化を大切にしてきた竹富島を例に、景観保全と観光産業の両立について考えます。