ねらい

北九州市で行われている大規模なリサイクルへの取り組みを知る。

内容

福岡県北九州市。百年以上前から製鉄業を中心に栄えてきた工業都市です。ここでは1997年から、新しい取り組みを始めています。「エコタウン事業」と呼ばれる廃棄物ゼロを目指したリサイクルの街づくりです。沿岸の埋立地を中心に、自動車、家電用品、建築廃材などのリサイクル工場、さらに研究施設が集まっています。自動車のリサイクル工場では、1台約45分で解体できます。そのまま使える部品は取り出し、残りを鉄やアルミ、銅などに分別します。最終的に車は、幅60cmほどの鉄の塊になり、鉄資源として生まれ変わります。この工場では、蛍光管のリサイクルに取り組んでいます。蛍光管は分別が難しく、多くが捨てられてきました。この工場では、特別な機械を使って蛍光管をガラス、アルミ、蛍光体に分別しています。これらを原料として、再び蛍光管を作っています。北九州市は、日本を代表する環境産業の中心地となっているのです。

北九州市の取り組み エコタウン事業
北九州市では、「エコタウン事業」と呼ばれる廃棄物ゼロを目指した町づくりを行ってて、リサイクル産業がいくつも集まっています。